長崎の空き家増加について、過去と未来

こんにちは!パラソルです。

パラソルでは現在誰も使わなくなってしまったご自宅の管理を行っています。

・急な転勤で家を空けることになってしまった。
・実家の親が介護施設に入所することになり管理する人がいない。
・実家を相続したけど県外に住んでるから掃除に行けない。

このようなお悩みをお持ちの方はぜひパラソルにご相談ください!

長崎の空き家は今後増加する一方

長崎において、空き家の増加傾向は激しさを増す一方です。
2023年には25歳の男性が勝手に空き家に住み着き、1ヶ月間居住していた事件もありました。

ここではAIを用いて今後の空き家増加に関する推測を記載します。

AIが導く今後の長崎の空き家増加について

  1. 現状:
  • 2023年の調査で、長崎県の総住宅数65万戸のうち、17.3%(約11.3万戸)が空き家となっています。
  • 「その他空き家」(賃貸・売却用及び二次的住宅を除く)の割合は9.9%に増加しました。
  1. 増加傾向:
  • 2018年から2023年にかけて、長崎県の空き家率は15.4%から17.3%へと大幅に上昇しています。
  • 長崎市では、2013年から2018年にかけて「その他空き家」が12,970戸から15,270戸へ増加しました。
  1. 今後の予測:
  • 長崎県は全国平均の2倍速で人口減少が進むと予想されており、空き家率も平均より高い率で増加すると推測されます。
  • 全国的には、「その他空き家」が2018年の349万戸から2030年には470万戸に増加すると予測されています。
  • 人口減少が進み、世帯数も減少に転じると、空き家率はさらに急激に増加する可能性があります。
  1. 地域差:
  • 長崎県内でも地域によって空き家率に差があり、五島市が24.2%で最も高く、大村市が10.6%で最も低くなっています[3]。

これらの予測を踏まえると、長崎県の空き家問題は今後さらに深刻化する可能性が高く、早急な対策が必要とされています。

<参考>
[1] https://www.shukuwa.com/2024/06/14/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E7%9C%8C%E3%81%AE%E7%A9%BA%E3%81%8D%E5%AE%B6%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%B7%BB%E3%81%8F%E7%8F%BE%E7%8A%B6/
[2] https://www.city.nagasaki.lg.jp/gikai/1050000/1054000/2021/p036190_d/fil/syokan-kenchiku_bessatsu2.pdf
[3] https://house.ocn.ne.jp/toshi/akiya/42/
[4] https://nagasakist.jp/blog/147
[5] https://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/620000/629000/p029144_d/fil/akiyakeikaku.pdf
[6] https://www.mlit.go.jp/common/001113247.pdf

贈与型賃貸住宅の登場

次回で私見を記載しますが、長崎では「贈与型賃貸住宅」という新しい形の住居取得方法も出てきました。

これは10年間賃貸住宅として入居し、10年後に賃貸住宅として引き続き住むか、贈与として譲り受けるかを自由に選択できる仕組みです。

人口流出が多い、かつ空き家の数が爆増している長崎発のサービスである点も注目したいところです。

ただ見方を変えると建物自体の価値が実態の家賃相場(長崎は非常に高い)と乖離している可能性が高いことも示しています。

二束三文で建物を他人に譲るサービスは地域経済や若い世代にとって一見すると良いことかもしれませんが、相続を受けた方や投資目的で現在不動産を所有している方の場合は気が気でないニュースでもあります。所有者にとっては水面下でババ抜きが始まっていると捉えるべきニュースでもあります。

空家の管理に関して、真剣に考える重要性が増してきています。

次回はこの贈与型賃貸住宅に関して長崎に住むものとしての私見を述べます。