長崎市の家賃が高い理由と今後のリスク
こんにちは!パラソルです。
パラソルでは現在誰も使わなくなってしまったご自宅の管理を行っています。
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長崎市の家賃が異常に高い理由
長崎市に住んだことがある方であれば誰もが感じたことがあると思います。
この謎について紐解いていきましょう。
坂の街、長崎の悩み
平坦地が少ない長崎特有の事情
長崎市は特に平坦地が少ない地形的特徴を持っています。観光などでも「左折しても右折しても坂」といった状況に直面することが多いのではないでしょうか。市街地は主に長崎港内港部の埋立地と港に注ぐ中島川の周辺、および浦上川沿いの南北に細く連なる比較的平坦な地域に集中しています。
少子高齢化に伴い、利便性の高い低地の需要が増加していることも一因です。(斜面地は高齢者にきついので)
- 地形的制約:長崎市は山が多く、平坦地が少ない特殊な地形を持っています。この地理的制約により、居住可能な平地が限られているため、需要が集中し、家賃水準が上昇しています。
- 需要の集中:主要な商業施設や路面電車の電停は平坦地に多く、賃貸需要が平坦地に集中しています。特に単身向けのワンルームから1LDKの物件では、全国でもトップ10に入る家賃相場となっています。
- 供給不足:平坦地が少ないため、賃貸物件の供給が需要に追いついていません。これにより、賃貸市場での選択肢が限られ、家賃の高騰につながっています。
開発が集中する長崎駅前周辺
地理的条件に加え、近年では新幹線開通に伴う長崎駅周辺の開発も要因の一つであると推測しています。
・長崎駅(アミュプラザ含む)の大規模リニューアル
・出島メッセ長崎(MICE施設)
・長崎警察署の移転
・長崎県庁の移転
・NBC長崎放送の移転
・ヒルトン長崎(ホテル)
・スタジアムシティの開業
民間企業の進出は長崎市民として非常に喜ばしい反面、公の施設がこの周辺に必要であったか、また中途半端な状態の新幹線については長崎市民の間でも賛否ある話題です。余談ですが。
この家賃相場は続くのか
本題はこの家賃相場が今後も続くのかという点です。
加速度的に進む少子高齢化
特に長崎市は全国的に見ても人口流出が多く、ワーストに触れるような状態でした。反面、観光による交流人口は非常に多く、宿泊施設の料金などは高騰しています。
長崎の人口推移と交流人口推移は不動産価格に大きく関係する指標になります。
次回、この点について考察していきます。
まとめ
長崎市が抱える問題は非常に多く、これは空き家などの物件を相続した場合の出口戦略に大きく関係します。
とにかく立地、まずは立地。立地によって出口戦略が真逆になる可能性もあります。人口動態と地理的特性、経済事情を絡めて空き家の出口戦略についても記載していきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてみてください。